Old Review | ネオアコ、ギターポップ レビューG~K



GANGWAY - The Twist irmgardz (CD)
h501

後期のエレ・ポップ路線も嫌いではないけど、初期のアコースティックな頃がやはり好き。どことなく、ふんわりした肌触りが気持ち良い。世代的に再発盤手に入れるのが精一杯だけど(LP高過ぎ!)、この頃の音楽が凄い好き。今聴いても古さを感じないし。

2000.03.31

GANGWAY - Sitting In The Park lrmgards (CD)
h505

1stに比べると少しゆったりした感じ。同バンドの作品中最もネオアコ色が強くて、泣きのメロディ。2ndまではとにかく文句無しです。これを境に、以降、徐々にエレポ度が上がって行きますが基本的にどの作品も素敵! 最近になって3rdが再発しましたので、未聴の人はそこから入るのも良いと思います。…でもなぜで3rdからなんでしょう?

2001.02.27

GAZILLIONS - Have Landed round (CD)
round

このサイトを見たバンドの方から、CD送るからレビューしてくれと依頼が来ました。資料によるとUSのバンドで結成してから日が浅いらしいです。詳しい事は英文なので…。聴いた感じはweezerとsilver scooterを合せた感じのガレージ寄りのパワーポップ。いわゆるうるさい音系で、苦手なカテゴリーですがポップなので聴きやすかったかな。

2000.09.03

GENTLE TUESDAY - A Gentlemans Loundry timebomb (LP)
wonder005

シングル編集盤。はっきり言って7"とCDsはほとんど持っているので、知らない曲は数曲だけでした。でも、こうやって聴いてみると良いですね。今いるバンドで、これだけネオアコ色が強いのは数える程しかいないし。もう、バンド名からして、期待しちゃいますね。はやくオリジナルアルバム出してくれないかな。

1999.08.11

GET UP KIDS - Something To Write Home About doghouse (LP)
dog066

わかりやすくて良い感じ。バンド名から音が想像できますよね。パンク的な部分と、ギター・ポップ要素がバランス良く入ってます。ashとかchewyにも通じる部分があるかも。こちらの方が、よりストレートで好き。ほんと爽快です。ライブは盛り上がりそう。たまに聴くと気持ち良いです。

1999.10.06

GIRLFRIENDO - Surprise! Surprise! It's Girlfriendo siesta (LP)
siesta72

ジャケで聴かない人もいると思うけど、良いですよこれ。好き嫌いは、はっきりしそう。基本はさわやかポップ。男女混合ヴォーカルも絶妙。曲によってVoが変わるけど、どれもこのバンドらしさが出てます。力の抜き加減がちょうど良い感じで好きです。ただ、黄緑ヴィニールはやめて欲しかった。

1999.07.31

GO-KART MOZART - Instant Wigwam And Igloo Mixture west midlands (CD)
-

ローレンス(ex.felt)の新バンド! もう生地系の名前じゃない…。 音はdenimの延長線。あまり変らないです。ただ毒っぽさが抜けて聞きやすくなってる感じ。el時代のfeltを彷彿させたりしてグッとくるところも。ローレンスが新作出しただけで純粋に嬉しいです。来日したら絶対行きます。

2000.01.06

GOLDSTONED - Our Man In Soulburbia pat sounds (CD)
pat

この間の7"も相変わらず良かった。ドイツのバンドと知って納得しました。薄っぺらな音だけど、カッコイイですよ。ソウル寄りのマンチェって感じ? 色んなジャンルがごちゃ混ぜ。ネオアコっぽい曲もあるし得体が知れません。歌詞の繰り返しが妙に耳に残ります、頭から離れません。

2000.02.10

HALFWAY TO EDDIE'S - Flesh, Blood And Linoleum probe plus (LP)
probe27

詳しいことは不明。根底はフォーキーだけど、トラッドな要素あり、ジャジーな一面もあったりと面白いバンド。bluebellesとfive guys named moeを合わせた感じ!? ヴォーカルは男女混合で、曲によってガラっと雰囲気が変わります。派手では無いですがノスタルジーで乾いた感じがしんみりとします。

2001.07.23

HARVEST MINISTERS - Little Dark Mansion sarah (CD)
sarah616cd

sarahのバンド群で数少ない現役組。バンドの詳細は実は知りませんが、少し前にmarchから出ていた作品を聴くとかなり雰囲気違いますね。レーベルの中でもかなり地味な存在(音が渋い!)だったので、新譜を聴いてからしばらくの間は元sarahって事に気付きませんでした。しっとりした感じで声で好き嫌いあるかも。

2002.01.21

HARVEY WILLIAMS - Calfornia shinkansen (CD)
shinkansen16cd

sarahの後継レーベルshinkansen。これはanother sunny dayです。ピアノの弾き語りがあったり、アコースティック調の泣きメロ。ネオ・アコ色全開で安心して聴けますね。これ位で終わって欲しくは無いかな。もっと良い曲が書ける気がします。レーベル共々これからがとても楽しみです。

1999.11.26

HEPBURNS - The Magic Of The Hepburns cherry red (CD)
tfck88817

彼ら唯一のアルバム。国内盤の帯には80年代のスティーリー・ダンと書いてあるけど、やはりそんな感じ。aztec cameraフォロワーの要素も多いけどオリジナリティーのあるバンドだと思います。良い曲は良いけど、…って言う当時ありがちなパターンは否めませんが…。

2000.08.16

HIGH LLAMAS - Snowbug v2 (CD)
63881-27063-2

相変らずいいですね。本当に、あたたかくて気持ち良くて。寝ながら聴くと熟睡できます。beach boysにも通じるpopな部分と、現代バンドならではの実験音響的な音との融合?、 保守的な様で実は革新的、そんな不思議な雰囲気が大好き。

1999.11.05

HOLIDAY - Cafereggio spinart (CD)
spart59

もう解散してからけっこう経ちましたね。これがラスト・アルバム。青春ギター・ポップ。曲作りがとても上手なバンドでいろんなタイプの曲が入ってるけど、不思議と違和感がありません。基本路線は、弱々Voに優しいメロディー。それにホーン、安っぽい打ち込み、…で、轟音ギター 。好きな要素が詰まってます。たまに無性に聴きたくなります。

1999.08.28

HOLIDAY FLYER - Blue Harvest darla (10")
drl058-1

元rocketshipのメンバーが作ったバンド。これは6曲入りのミニアルバム。どの曲も爽やかで透明感があります。元気が出るようなタイプでは無くて、胸が締めつけられるような感じ。繊細で、あたたかくて心が洗われるような。とにかく泣きが入ります。

1999.08.07

HOLIDAY FLYER - You Make Us Go darla (LP)
drl088

最新作です。これはムチャクチャ良いですね。泣き泣きのメロディーに、爽やかな男女混合Voが胸キュン。ドラムの代わりにピアノ、フルート等が使われて、アナログ的で優しい音になっています。これはずっと愛聴すると思う。本当に感動的。ネオアコ世代~現在USインディーポップが好きな人はぜひ聴いてみて下さい!

1999.08.18

HORSE LATITUDES - September Songs cherryred (CD)
tfck88819

doorsの曲名から名付けられたらしいです。雰囲気は全然違っていて、同レーベル内だとmexico70とeyeless in gazaを合わせた感じでしょうか。ちょっとジメジメした感じで今の季節には多少暑苦しいけど、良い曲書いてると思います。このレーベルにしては珍しく、USテイストなバンドです。Robert Wyattのカバーも(渋い!)なかなかの佳作。

2001.06.09

HOT RAIN - Stay True pine tree (LP)
twig002

リヴァプールのバンド。オリジナルアルバムは多分これだけだと思うけど、地味ながらも暖かみのあるサウンドです。ジャケのようにどことなく寂しげで哀愁を感じます。今でも活動してます?が、現在は残念ながら女性ヴォーカルのAvrilが抜けてしまい雰囲気は少し違う感じです。キラキラ具合はhit paradeに近いかも知れません。

2002.04.24

HOUR MUSIK - Love You clover (7")
#710

先日のGALAXY TRAINでようやくライブが観れました。カッコ良かった! rocketship+stereolab的なイメージだったけど、ライブはシューゲイザーの要素もあったり…世代的にあの時代の音ってリアル・タイムで体験出来なかった分、嬉しかったです。意外にもこれが初シングル。アンビエントなb面も良い感じ。

1999.10.20

HOW TO KNOW - The Butterflies Of Love secret7 (CD)
secret017

まるで、~90年頃のクリエイション・バンドのような雰囲気。全体的にアコースティックで、ちょっぴりサイケがかってるけど、根はフォーク。個人的にはbiff bang pow!に近いかな。良い曲とダメな曲の落差とか。あそこまで繊細じゃないけど、コーラス・ワークはすごくきれい。

1999.12.19

IMPOSSIBLES - How Do You Do It? fontana (CDs)
poscd1

存在を知った頃には、お店によっては、良い値段で売られていた気がします。マイブラのケヴィンが絡んでるという理由で聴くと面食らうかも。…関係なしに良くできたポップスです。前にタイトル曲が誰かにカバーされているのを聴いて気になってますが、誰が歌っているのかさっぱり。知ってる人教えて下さい。

2001.11.12

IN EMBRACE - Wanderlust glass (LP)
glex102

cherryredからもリリースしていたバンドのglass時代のシングルコンピ集。シングルによってもガラリと雰囲気が変わりますが、打ち込み系のポップな曲よりもアコースティックなアカペラ風の曲の方が、らしさがあって好き。80年代初期音源てゴス色も少々。意外とjoy divisionとかcureと同じ括りのバンドかも。

2001.10.22

INNER SLEEVE - Looking Up fiece panda (CD)
nong07cd

シューゲイザが好きなら絶対買いますよね。chapterhouseとslowdiveのメンバーがいるバンドですよ。かなり期待していた割には、…って感じでした。人に勧める程ではないかな。疾走感はあるけど、もうちょっとマッタリして欲しかった。次作も出れば買うだろうけど。

1999.07.23

JESUS FEVER - Dozens Of Great Views green (CD)
green005

ここ1週間、通勤時はいつもこれを聴いてました。一部では関西のマイブラって言われてるけど、そんな一言では片づけられません。shoe-gazerよりもサイケな感じ。キャッチャーじゃなくて実験的。ついつい聴いちゃいます。爆音で聴くと気持ち良くて音に酔っちゃいます。live観たいな。

1999.10.10

JIM JIMINEE - Welcome To Hawaii vinyl japan (LP)
asklp91

最近の再発ブームの中でもこれは決定的。再発するまでは絶対手に入らない思ってました。中古屋で初めて見た時の値段を思い出しますね。「Town And Country Blues」は最高だけど、それ以外の曲も良いです。オリジナリティーのある楽曲ばかり。一聴しただけで、直ぐにこのバンドの音だって分かります。

1999.10.15

JOAN OF ARC - Live In Chicago,1999 jadetree (CD)
jadetree

詳しい事はしらないけど、ライブ盤ではないですよね。このタイトルっていったい…? 音は湿ってて、内へ内へ入って行くタイプ。寒い夜に一人で聴きたいです。シド・バレット+ニールヤングと言ったら誉め過ぎかな。静寂の中にも激しさを秘めてる感じ。儚くて心染みます。最近のこちら系だとイチオシ。

1999.07.10

JOHN CUNNINGHAM - Shankly Gates la-di-da (CD)
kicp265

LA-DI-DAで誰が好きかと聞かれれば、即答で彼ですね。陰りのある内省的な雰囲気で、ヘナチョコな歌がやけにマッチするから不思議です。アレンジ自体は意外と奥が深くて曲によってはBen Wattのような雰囲気も。ピアノとトランペットの配置も効果的な佳作です。切羽詰るような泣きメロと言ったら良いのかな?

2002.05.09

JOYZIPPER - Transfomation Fantasy eye q (7")
eyeuk042

ここ何年かは、圧倒的にukよりusの方が面白いですよね。特に新人のukモノはあまり印象に残らなかったけど、このバンドは良いです。でも音はusインディーズですね。uk版wolfieって感じ。ヘボ・ポップ+男女混合Voだし。B面のダラダラ調→ミドル・テンポに変わる曲が気持ち良いです。ちなみにフル・アルバムも出てます。

1999.09.25

JUMBO - C.B.Mamas bright orange biscuit (LP)
biscuit

シングル2枚も良かったので、期待してたけど、予想以上に素晴らしい!。思ったよりも断然ロックしてるし。最近のインディーズって60年代の音を現代風にアレンジ、ってバンドが多いけど、これはモロですね。ポップというよりロックな匂いがします。デタラメだけどカッコイイ。このバンドもuk産。

1999.09.29

KEEP IT DARK - 1st Down Ten charisma (LP)
cas1172

prefab sproutと16tambourinesを合わせた感じでしょうか。このバンドも例外に漏れずsteely danの匂いを漂わせています。3ピースとは思えないゴージャスな作品。ヴォーカルが熱いので好みは分かれるかもしれませんが、B面の「dreamer」は当時を代表する名曲。序盤の静かな雰囲気から、ジャジーな要素満点の後半への盛り上がり方が感動的です。

2001.07.31

KEN STRINGFELLOW - This Sounds Like Goodbye hiddenagenda (CD)
aha!004

とにか暗いです。おそらく一人で全部やってる気がする。宅録&ギターの語り弾き? もう、ドロドロしてて絶望的だけどなぜか安らぐ感じ。ここのレーベルってparasol傘下の内の一つだけど、暗い打ち込み系が多いです。…例外もいますが。中でもこれが一番暗いです。

1999.07.30

KINGS OF CONVENIENCE - Quiet Is The New Loud source (CD)
sourcd019

収録曲の半分以上は前作に収録されてるけど、録り直ししたのかアレンジが変ってる曲が多くて、少し華やかに。それにしても相変わらず美しいハーモニー。現役バンドでここまで綺麗な曲を書けるのは希有な存在です。デュオってこともあるし、fantastic somethingが引き合いに出されるのは避けられないけど、決して二番煎じのバンドじゃないと思います。

2001.02.09