名義的にはソロだけど、ほとんどバンド・サウンドだと思います。実際、後半はライブ・テイクになってて、それはcat's miaowとしてみたい。パッパラ系のネオアコな曲から、まったりなうち込み系まで曲も多彩です。個人的には前者の音が好き。ベスト盤的内容。全部で33曲収録。
ネオアコ~ソフトロックを基調としたバンド。フニャフニャしたサウンドに、ラッパ、ピアノ等が絡む感じ。同じドイツのバンド、どことなくgoldstonedとダブります。男性Voの声も似ているし、適度なスカスカ具合とか。ルーツは違うと思うけど、全体的な優しくてほのぼのした雰囲気は共通。
実は再発されるまで聴いた事ありませんでした。ジャケ見て速攻買いました。犬ジャケは弱いですね。オリジナルは92年発売らしいけど、あの頃のギターポップってクオリティー高いです。egg stoneと近い感覚な気もするけど、こちらの方が洗練されていて、垢抜けてる感じ。
holiday flyerとorange cake mixのメンバーからなるユニットらしいです。ジャケのサイズからしてそうだけど、ミニマムな世界。音も両バンドを合せたような、優しくてほんのり暖かい良質なギター・ポップ。演奏下手だし、録音も悪いけど、純粋に音楽が好きなことが伝わってきてちょっぴり感動的。
verna嬢(ex.rocketship/holiday flyer)がholiday flyer以前に活動していた、(…かは不明だけど)バンド。クレジット見ると95年なのでrocketshipの後に作った作品なのかな? ただ、上記の2バンドとの共通項は感じられず、チープでミニマムな宅録風ポップ。
言わずと知れた事実上の1st。彼らの作品中、一番良いと思う。昔の物ほど良いですね。ライブでfelt-Tシャツを着るだけあって、ちょっとfeltとダブって聞こえるところもあったり。チープな打ち込みもあるしね!こんな作品も作れたんだって感心しました。新作ではぜひとも原点に戻って欲しいです。
1stフル・アルバムに先駆けての先行epが早くもリリース。先行ミニ・アルバムはアコースティックなradioheadって感じだけど、今回はそこから一歩抜けた気がします。曲自体が良くなってるし、このバンドの音だって分かるような個性が出てきたような。A/B面とも良い曲です。この次で一気に化けるような予感。
去年の今ごろ買った一枚。インディーでは98年のベストかも。当時メチャクチャ愛聴してました。ほとんどの曲がヴォーカル、ギターのみの極めてシンプルな構成で、まるでcherry red時代のfeltからキーボードを取ったような感じです。彼ら(ソロかも?)の情報ってまったく無いですが知ってる人がいたら教えて下さい。90年代のFELTですよ、最高です。
存在感の薄い感じは否めないのですが、流暢でメロディアスな楽曲はdanny willsonやprefab sproutと比べても見劣りしないどころか、こちらの方が良いかもと感じる時も。粗さが残る部分もあるものの、冒頭を飾るGraceland(最高!)から最後まで捨て曲ナシだし、バラエティに富んだ名盤って言っても良いと思います。
creationのレーベル・オーナー、アラン・マッギーのバンド。作品を重ねるに連れてシンプルでフォーキーな仕上がりになるけど、作品的には後半ほど好きです。これは最後から2作目。もうほとんどどアランのソロって位、語り弾きのシンプルな構成。もう完全にフォークだし。ジャケも含めて、儚くて美しい作品。
スコットランド出身バンドの1st。aztec camera、bluebellsとかtrash can sinatrasに比べると地味で目立たない存在だけど、良いうた作ってます。職人肌でしょう。土地柄の垢抜けない、ノンビリとした雰囲気はあるけど、他のバンドと比べてより繊細な感じ。ときどき聴かせる泣きのメロディーがグッときます。
最近また、UKギター・ポップ勢が巻き返しつつあるような気がします。彼らもそうかも知れないけど、グラスゴー系の音。teenageのキャッチャーなメロディー+banditsの頼りないヴォーカルって印象。サビで大盛り上がり!って言うより、気がついたら曲が終わってる…という感じ。自然体でほのぼの感がここち良いです。
89年リリースなので、遅れてきたネオアコって感じも。シングルは、インディー・ダンス全盛時代のマンチェ寄りのサウンドもありますが(そちらもオススメ)、アルバムは純粋たるネオアコ。後半多少ダレる部分はありますが、前半の煌めき感にはとにかくうっとり。切なこみ上げ系でため息でます。
やっと出ましたね、bikeのフル・アルバム! (…と言っても編集盤かも?) これがとっても素敵!コンピにも収録されてた 「Save My Life」を聴いた時から期待はしてましたが…、思ってたよりも正統派な音作りで、ちょい渋目なVoがこれまた良い感じです。まぁ、ギターはノイジーですけどね。ひそかにmarchのバンド群で一番好き。傑作。
1stアルバム。これは本当に素晴らしいです。ヘボ・ポップ部門だったらここ何年かでもトップ・クラス。自由度があって、好き勝手やってるけどアルバムの統一感はあるし、ポップなのに、ところどころ泣きメロ入るし。galaxieをカバーする辺りもたまらないです。全然違うので最初は気づきませんでした。
曲のタイトルからしてそうだけど、フォークでポップ調です。A面が「パ~パッパッパー」って感じでB面が「ラーララ~ラ~」...。 これだけだと伝わらないと思うけど、skypark、holiday flyer系のシンプルだけど心に残る良い曲です。おそらく2nd-epで1stアルバムは今日、23日発売。かなり期待してます!
先行7"も良かったけど、本作は文句無しです。元east villageの肩書きは全く要りません。ピアノ、ホーン、ハーモニカ等の入り方もすごく良い感じ。メロディーが良いです。あったかくて安らぎます。これは、秋から冬にかけて愛聴すると思う。個人的には今年のtop3に入るかも。ほんとに名盤 。
発売直後に買いましたが、映画観るまでなんとなく聴けずにいました。仕事場でDVDずっと流してたりとか、ここ最近、bjorkブームです。肝心の映画も良かったです。楽曲的にはトム・ヨークがゲスト参加の3曲目ですが、映画観た後だと最後の曲がグッと来ます。ちょっと重くてやるせなくなります。
最近よくみかける気がします。音はだいぶ昔っぽい感じがするけど新人でしょうか。それとも編集盤?、その辺はよく分かりません。レコード屋のコメントには「女版、J&MC!」と一言だけ書いてありました。本当にそのまんまジーザスです。サイコ・キャンディーしてます。全体を覆うフィードバック・ノイズが気持ち良し。
irish jamと言われているだけあって基本はモッズバンド。U2が初めて渡英した時に一緒にツアーもしていたとか。コンピレーションで初めて聴いた時からモロに後期pale fountainsなバンドという見解でしたが、このアルバムも正にそのまんまです。全曲良いですが、トータルとして抑揚が欲しい辺りはfriends的。ラッパの入り方とかもそうだけど。
とうとう我が家にもこいつが! 某shoe-gazerイベント、イチオシなこともあり、かなり探しましたが…結局、譲ってもらいました。ジャケのショボさとは裏腹に最高にカッコイイです。1曲目のイントロのフルートでやられました。90年代初頭のshoe-gazerバンド大好きだけど、その中でもこれはNo2になるかも。
先日、時間潰しにフラッと寄った中古盤屋で、200円でみつけて即レジしました。やっぱり、この時代(92年産)のこの音がどうしようも無く好きです。A面はゆったりとしたインストで、やっぱりフルートがカッコイイです。B面はいつも通りの轟音shoe-gazerです。こっちがこのバンドの本質な気がします。
この間、1000円で売ってて迷わず買いました。タイトル曲はそんなに好きでもないけど、このジャケが大好き。コステロがプロデュースのB面の方が断然良い気がするんですが。「Aim In Life」なんて彼らを代表する名曲でしょ。かなり泣けてきます。
現役で活躍している息の長いバンドです。この作品はアコースティックで極めてシンプルな楽曲ばかりで少し物足りない感じも。次作にあたる「unisex」の方が音楽的幅が広くて愛聴していますが、ジャケットはこちらなので…。本作以前の7"群は泣ける曲が多くて実はそちらが一番お勧めです。sarahで5本の指に入るくらい好きなバンド。
applesのrobertがプロデュースしてるので、買ってしまった一枚。ちょうどこれと同時期に買った、primalの新作の延長線上って印象を受けました。良く聴いてたのもこっちの方だし。それで、applesの新作よりも良いと思います。半分shoe-gazerで、ダルダルだけど何か高揚するあの感じっていつになっても好きです。
初期の作品であるC86に7曲のボーナス・トラックを付けたもの。昔の音源の再発は嬉しい限りです。今よりもショボイ音だけどbanditsの個性はこの頃から既に確立されてますね。ここまでショボイと逆にいい味になってて、ずっとこのままでも良かったのに。
bluebellsなどにも参加していたヴァイオリニストのソロアルバム。少し前にジャケ違いで再発されて間違って思わず買いそうに。ネオアコ風味もある、少し渋めのジャズという趣ですが、「the man who invented jazz」は取りあえずカッコ良いです。妹に、ちびまるこだ!って言われて少し悲しくなった事も。モチロン、元曲はこっです。
唯一のアルバム。大半がシングル・リリースされてるので、ベスト・アルバム的な作品かもしれません。初期のcreation勢に代表される(する?)ような疾走感のあるギターのカッティングが心地良いバンド。国内盤CDはボーナス・トラックで「Heard It All」が収録されてるとか。個人的には彼らのベスト・ソングなので、それが未収録なのが少々残念です。
キラキラしたギター、甘酸っぱいヴォーカルと…ネオアコな要素がすべて詰まってます!そもそもはジャケ買いだけど、本当にそのまんまの音で、トラキャンとかblueboyと並んで90年代前半を代表するバンドだと思いますが、この知名度の差はなぜ!? 不遇でかわいそうです。今でも活動してるらしいですが、レコード屋に並んでるの見たこと無いし…。その辺どうなんでしょ??
ドイツのバンドです。いちおう、英語主体。80年代ネオアコ的な音ですね。キラキラ・ギター好きは間違いなく気に入るハズ。トランペットまで入ってるし、もう青春してますよ。これはCDsで、後に出たLP(最近、CDも出ました。)に、半分くらいは収められてます。ヴァージョンがちょっと違ってて、こちらの方が好きかな。
前々から出るとは聞いてたけど、待ちくたびれました。見つけた時に慌てて買いました。全曲未発表曲みたい。どちらも、guitar-pop好きの人なら間違いなく気に入るハズ。bridesheadも相変らずキラキラしてて良いけど、今回はdenbaron!、青春してます。聴いててウキウキします。今回はこちらの方が良いですね。
あくまでB級ネオアコですがprefabとgentle tuesdayの間を埋める様なキラキラ系の青春ソング。多分本気なんだろうけど、ショボイですよね。でも、そのダサさが魅力的。両面ともに決してうまいとは言えない演奏ですが、一度聴いたら忘れられない泣きの曲展開。一発屋と言われて真っ先に思い浮かぶバンドかも。
同レーベルの中でも最もキラキラ度が高いバンドの1つ。他のバンドは割とガチャガチャした曲も演るけど彼らは知る限り全曲泣き路線。少し抑揚が欲しい感じさえするほどの徹底ぶり。最近も出したけど後継のバンドは路線的にほとんど変わらないハズなのに、何かが足りない感じで…。それはバンドでは無く自分に問題があるのかもしれないけど。
買ったのはずいぶん前だけど、最近出たLP見て、「もう新譜出したんだ!」って買ったら内容同じ。ジャケ全然違うし。このジャケはCDの方です。LPの方が可愛いジャケだけどスキャンするのが大変なのでこちらにしました。アセンズって事もあって象6っぽいところもあるけど、ガレージ、サイケ、ポップ等…何でもあり。個人的にはペイブメントをもっと実験的にした感じを受けました。
アセンズの中でもかなり異色なバンド。他のバンドと比べてもサイケ色が極めて強いです。今作は5曲入りepでfliming lips辺りに近い印象。相変らずデタラメな音楽だけど芯がしっかりしてるので不思議とまとまってる感じ。なにげに象6の色んなバンドとメンバー被ってて、シーンの一角を担ってるかも。2ndアルバム楽しみ。
この周辺のバンドって、最初は良くて後になると微妙な作品が多い気がします。実際、後期から入ったけど、数年はこのバンドを軽視していました。この頃のほのぼのとした雰囲気とそれに絡むラッパは大好きです。曲はモチロンだけど、これはジャケが素敵! コーラスにはhevenlyのameliaが参加。
本当にshelflifeの作品って安心して聴けますね。バンドの雰囲気がここまで統一されてるレーベルって他には無いのでは。フワフワした空気に透き通ったVo、ミニマムな打ち込み…今回もそんな感じ。耳あたりが良くて安堵感に包まれるような音です。聴いてると気が付くとウトウト、…って感じで気持ち良いです。
ここ何年かのネオアコ系では最高峰と言っても良いかも。同じ兄弟デュオだからでは無いけど、fantastic somethingを彷彿させるハーモニーに、楽曲の美しさはdanny willsonを連想してしまったり。特にアルバムタイトルにもなっている最終曲は、ピアノ弾き語りからコーラス、ストリングスが加わるスケール感のある曲で、if she doesn't smileとかmary's prayer級の名曲。かなりオススメ。
wolfieの別名ユニット。もうほとんど同じっていえるかも。wolfie好きだったら間違いなく買いです。チープ度が少し下がって、オルガンが前に出てきた感じ。若干メロディーが繊細になったような気も。wolfie自体はkindercoreからep出す話もあったけど、どうなったのでしょうか? mathleteも含めて、とぼけた感じのこのヴォーカル大好きです。
wolfieとsargeの合体バンドですが、今回はsargeのメンバーは参加していないらしい。それじゃ、ただのwolfieでしょ! 実際、音はそのまんまwolfieです。結局、Voの個性がありすぎなのかな、名義違うけど、音はどれも同じに聴こえるし。タイトル曲よりof montrealチックなB面の方が好きです。