kindercore | キンダーコア


kindercore records | キンダーコアレコード

kincaidのメンバーでもあるdanとryanによって米国ジョージア州、アセンズにて1996年設立。レーベル・カラーは、80年代イギリスのギター・ポップにも近い感覚を持ちつつ、アメリカ特有のローファイでローカル的雰囲気との融合?って感じ。とにかく、あの頃の英国レーベルのもつ雰囲気を今のイギリス勢よりもしっかりと持ってるレーベルじゃないでしょうか。とにかくどの作品を聴いてみてもあったかいです。
kc003-V.A. / The Treble Revolution Volume 2 CD
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レーベル初のCD。で、コンピ盤。この頃のkindercoreって今とは随分雰囲気違ってて、とことんローファイ(…今もそうだけど)。 ガレージ色が強くて、ひねくれてるんだけど根本的にはポップって感じ。ちなみにVol.1はカセットで限定100本、即完売。

kc004-RUG BOY & GRITTY KITTY Split 7"
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split。rug boyはアコギの語り弾き。ちょっと泣きが入ってます。心温まる良い曲です。で、gritty kittyはいかにもインディー的な音。元気無いパッパラ〜系? ちなみにジャケの切手はプリントじゃ無くてちゃんと貼ってあります。その辺は、さすがインディーズ。

kc005-JOE CHIRSTMAS & KINCAID / Split   7"
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どっちも上手くは無いんだけど、心温まりますね。Joe Christmasは以前コンピ盤にも登場してたけど(こっちも名曲です!)、その後音沙汰無し。で、kincaidはレーベル・オーナーのバンドって事もあるけど、レーベル・カラーを象徴するサウンド。やっぱり下手クソなんだけど(笑)、良い曲書きます。本当にあったかくて素敵。

kc007-ELF POWER / Winter Hawk 7"
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象6としての知名度の方がありますよね。現時点でのkindercoreからのリリースはこれのみです。4曲収録。サイケデリック・ポップ!?って感じ。基本的にはシンプルな構成だとは思うんだけど、時々入る奇妙な音が好き。象6勢の大半って割合60年代がベースになってると思うんだけど、elf powerって70年代的要素が強い気がします。

kc010-KINCAID / Good CitizenThe Month CD
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1stフルアルバム。当たり前だけどkindercoreを象徴する音ですよね。このレーベルが好きな人はこれは聴かないとまずいでしょ。音的にはpavementをもっとチープ&ポップにした感じ。決して上手くは無いけど、温かくて、ちょっと切なくなります。

kc011-MENDOZA LINE / Draft Day Jitters 7"
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レーベルカラー的には少し異色なのかなぁ。大好きなんだけど、最初は少し戸惑いました。フォーク的要素が強いです。A面一曲目の「jefferson」なんかはかなり名曲だと思うんだけど… もうちょっと評価されても良いバンドじゃないでしょうか。

kc014b-V.A. / Christmas In Stereo CD
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レーベル・コンピ第二弾はクリマス編。詳細とかは良く分かんないんだけど、これにしか入ってないバンドって案外多かったりします。しかもそんなバンドに限って名曲だってりするから困ったもんです。クオリティーはとても高いと思うんで、聴いた事無い人はこれから入るのも良いかも。

kc015-OF MONTREAL / The Bird Who Are The Rabbit's Flower CD
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bar/non から出した1st「cherry peel」の後に出た5曲入りミニ・アルバム。この後、ボーナス・トラックを加えたCDが再発されてるんで、持って無い人はそっちを買った方がお得です。beach boys云々で語られる事が多いけど、ここまで上手く消化出来てるバンドって、そうはいないんじゃないかなぁ。

kc016-GRITTY KITTY / Mistaking Airplanes For Stars CD
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男女2名づつの4人からなるのバンド。いちおう全員がヴォーカルとれるみたい。で、当然メイン・ヴォーカルが変るたびに曲の雰囲気ががらっと変ります。女の子がメインの方がポップで好きかな。

kc017-TEACUPS / From Zero To Infinity 7"
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う〜ん、スカスカな音です(笑)。良い意味で脱力してる感じ。b面最後のちょっと実験的な曲がお気に入り。

kc018-THE GWENS / Spin Tickle 7"
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olivia tremor controlのメンバーも参加しているバンド。う〜んっと、他のバンドよりも泥臭い(笑)感じ。ちょっとロックしてます。フォーク調でbyrdsっぽい感じも。

kc019-MENDOZA LINE / Poems To A Pawnshop CD
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レーベル内では一番正統派な音を出すバンドじゃないかな? 静かな語り弾き的な曲と、ちょっと感情的な激しい曲っていうバンド・スタイルはこの頃から確立されてますよね。つーか、「mendoza lineで一枚選べ」って言われたら多分これじゃないかなぁ。純粋に良い「うた」書いてるなぁ、って思っちゃう。

kc020-MENDOZA LINE / Like Some One In Love CD
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それにしても、早いペースで曲書くバンドですよねー。もしかしたら昔録った音源の、編集盤的な物もあるのかもしんないけど。10曲入りで27分弱。以前より分かり易い曲が多いです。一曲目「the aragon&tianon」はよく聴きました。

kc021-TEACUPS / This Will Come Back To Haunt You CD
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これは完全にジャケ買いでした。で、そのイメージで聴いたんで戸惑いましたよ。男女混合Voなんだけど、男の声が渋くって(笑)。まぁ、曲自体はポップなんですけど。よくbeat happening似って言われてるけど、確かにその延長線上の音ですよね。で、ちょっとアノラック的な印象も。

kc022-OF MONTREAL / The Bedside Drama A Petite Tragedy CD
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やっぱり、of montrealはof montrealなんだけど、今作はどうなんでしょ? 前作とほとんど変らない、って気がするんだけど。もちろん良いんだけどね。他の作品と比べるとリラックスしてる感じ。ただ、楽しさみたいな物が伝わってこないような…。

kc023-V.A. / Seven Summers CD
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このコンピは素晴らしいです。kindercoreと言うよりは、最近のインディーズ・シーンを知るのに最適な一枚じゃないかな。ドイツのtweenetとの共同リリース。で、kindercoreって雰囲気は薄くって、もっと、爽やかで涼しげな感じ。収録バンドも豪華なんで、この辺聴いた事無い人には入門編としてもオススメ。

kc024-KITTY CRAFT / Beats And Breaks From The Patch CD
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pamelaって女の子のソロ・ユニット。ヴォーカルは勿論、ギター、ベース、うち込み等…全部一人でやってるらしいです。チープな打ち込みがメインで、ミニマムなサイケ・ポップワールド、もしくはルーズなダンス・ミュージックって感じ? 案外気持ち良いです。もう少し曲のバラェティーがあると文句無しなんだけど。

kc025-DRESSY BESSY / Pink Hearts Yellow Moons CD
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apples in stereoでお馴染みのjohnがギターで参加してるバンド。ファズの効いたメロに鼻にかかる女の子ヴォーカル。明らかに60年代を聴いて育った音なんだけど、今のバンドならではの音にアレンジされてる所はさすが。で、根底のにはやっぱりapplesと共通する部分があるような…。

kc026-MASTERS OF THE HEMISPHERE S/T CD
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最初聴いた時は、「案外地味だなぁ」って思ったりしたんだけど、繰り返し聴いてるうちに大好きになっちゃいました。決してヴォーカルも上手くはないんだけど、曲があったかいんですよね。ホーンの入り方とかも上手だし。ちょっと泣けてきますよね。名盤!

kc027-OF MONTREAL / The Bird Who Continues To Eat The Rabbit's Flower CD
kc027
kc015のCDを録り直して、更にボーナス・トラックを加えた物。表のジャケはほとんど同じで区別付きづらし!

kc028-MENDOZA LINE / I Like You When You're Not Around CD
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前作と比べると情緒性のある曲が減ったような…。なんかバンド・サウンド的な音になってきた気がします。そもそも6人もいるとは思えない程シンプルだった今までの方がおかしいかも。楽曲は1stの方が好きだけど、liveで観るんだったらこっちかなぁ。

kc029-OF MONTREAL / The Gay Parade LP
kc029
レーベル初のLP!…で、7"付き。前作までも好きだけど、今作は素晴らしいですね。 1stの「cherry peel」と並ぶ傑作じゃないかな。前作までは試行錯誤繰り返してる、って感じだったけど、今回は吹っ切れた印象。まぁ、本人達はどう思ってるか知らないけど。ちなみに、CDのジャケとは微妙に違います。

kc030-FROSTED AMBASSADOR / S/T CD
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これは、謎ですよね(笑)。象6某バンドの変名ユニットって噂もちらほら出てますしね。実際の所、その辺は分かりませんが。ただ象6自体が人の数だけバンドも存在するって感じだし。全曲インストでガチャ・ガチャ系の音楽。この辺好きなら取りあえず聴かないとね!

kc031-JAPANCAKES / If I Could See Dallas CD
kc031
かなり異色です。stereo labをもっとまったりさせた感じ?。(レーベル的には)今まで無かったタイプですね。曲の大半がインストで、浮遊感があって少しサイケ・チック。感覚的に、緩やかに時間が流れてて気持ち良いです。

kc032-VERMONT / Living Together CD
kc032
今までのレーベル・イメージとは随分違います。ちょっぴり驚き。だって、アコギに泣きメロなんだもん。すごくシンプルな曲構成。切なくなります。で、ジャケの犬もなかなか良いよね。ben&jasonが好きな人には良いと思います。

kc033-KINCAID Kincaid / Plays Super Hawaii CD
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2ndアルバム。意外なことに国内盤先行リリース。ちょっと前までは国内盤が出ること自体考えられ無かったのになぁ、…ちょっと感動です。で、前作よりも良いです。それもかなり! もう何て言うかキンダーコアなんですよー。ほのぼのした感じとか、ちょっと切ないメロディーとか、この雰囲気ってレーベル・カラーそのもの。傑作!

kc034-THE ESSEX GREEN / Everything Is Green CD
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ladybug transisterのメンバーによる別ユニットがこれです。先行7"を聴いた時はそんなに印象に残ってなかったんだけど、思ったよりカッコ良かった! ladybugよりも一般性は少なくて実験的な感じ。ちょっとvelvets入ってる気がします。

kc035-V.A. / Christmas Two CD
kc035
クリスマス・コンピ第2弾! 前回よりもクリスマス・ムードが強くなってて、純粋にクリスマス・ソングを集めました、って言う仕上がり。ただ、メンツもとっても豪華だしこの近辺好きな人なら絶対買いの一枚でしょ。これからのkindercoreを占うにも最適の一枚では。

kc036-MARSHMALLOW COAST / Seniors & Juniors CD
kc036
なんか、王道象6系のリリースって久しぶりじゃない? これは、of montreal、music tapes絡み。実際に、曲展開なんかは、of montrealを彷彿させる部分も結構あったり。インスト多くて、しっとりさせたイメージ。pop度は低いけど、所々泣きが入ります。

kc037-JAPANCAKES / Down The Elements CD
kc037
相変らずインストなんだけど、昔に比べてちょっとフュージョンぽいかなぁ。曲によってはインドっぽいのもあるし、やっぱし得体が知れないバンド。まったり感が薄くなってしまったのが少々残念ではあります。

kc039-MASTERS OF THE HEMISPHERE / I Am Not A Freemdoom CD
kc039
2nd。基本路線は変らないんだけど、明るめの雰囲気の曲が増えてる感じ。演奏の方は少し力強くなったかな? アレンジなんかも凝ってきたり。で、相変らずの頼りないヴォーカル。それが、結局の所このバンドの魅力のような気がします。やっぱり最高です。

kc040-ETIENNE CHARRY / 36 Erreurs CD
kc040
完全に今までのバンド達とは別の音です。元々、オリジナルは別の所から出ていて今回、kindercoreから再発みたい。で、内容の方はフレンチ・サイケ・ポップって感じ。意外に小さくまとまらずに、スケールのデカい世界。

kc041-WOLFIE / The Coat And Hat CD
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いつもはparasolからのリリースで、kindercoreからとしては初リリース。正直なところ、どの作品も同じに聞こえちゃうんですが、それでもこのままで良いんじゃないの、って思えちゃうから不思議。いろんなバンドに似てるようで、似ていない、底抜けに明るい様で、実はちょっぴり憂いさが見え隠れする…っていうバランス感覚がすごく好き。

kc042-I AM THE WORLD TRADE CENTER / Holland Tunnel 12"
kc042
他のレーベルバンドとは一味違った音です。うち込みを大胆に使った、キンダーコア版ダンス・ミュージック!?   ただ、他のバンド同様、どこか垢抜けてない暖かさのような物を感じます。

kc043-RICHARD DAVIES / Barbarians CD
kc043
クリスマスコンピに参加してる時点で、もしかして、っていう前触れはあったけど何故彼が!…って位不思議な組み合わせではあります。通算何枚目になるのかは分からないけど、ベテランのシンガー・ソングライターまでリリースしちゃうとはレーベルの路線がちょっと?…でも、やっぱり素晴らしいうた書いてるんで良し、とします。

kc044-GREAT LAKES S/T CD
kc044
of montreal、elf powerのメンバーがいて、リミックスにapplesのrobertと、象6の申し子のようなメンツ。実際に雰囲気もその辺のバンドの影がチラホラ。ほのぼのムードにピコピコとチープな打ち込み、頼りないVo…ある意味王道系です。

kc045-OF MONTREAL / Horse And Elephant Eatery CD
kc045
編集盤。実際、未発表曲がどの位入ってるのかは分からないんだけど、知ってる曲ばっかしのような…。彼らを聴いた事無い人は入門編に良いかも。

kc046-KINGS OF CONVENIENCE / S/T CD
kc046
ジャケの2人組はどうやらメンバーなのでしょうか? まぁ、その辺は良しとして、これかなり好き。一時期、かなりの頻度で聴いてました。非常にシンプルなアコギの語り弾き。simon&garfunkelをこぢんまりさせた感じ!?

kc049-OLIVIA TREMOR CONTROL / Presents:Singles And Beyond CD
kc049
初のkindercoreからのリリースはシングルス集ととなりました。 さすがにapples、of montrealと並ぶ象六の顔となるバンドだけあってひねくれ具合なんか最高です。beatles、beachboysの遺産をプラスαで消化出来る数少ないバンドではないでしょうか。

kc050-V.A. / We Thank You CD
kc050
記念すべき50枚目!って事で3枚組のコンピになってます。1枚目が新譜、2枚目が旧譜、3枚目がリミックスという豪華な内容。これでしか聴けない曲もかなり多い感じがするし、2000年度を代表するアルバムって感じ。レーベルの充実具合が良く伝わってきます。seven summersの時はkindercore色は薄かったので、レーベルカラーと言う意味では一番の出来でしょう。

kc052-OF MONTREAL & MARSHMALLOW COAST / Archibald Of The Balding Sparrows 7"
kc052
split自体は別枠のsingle of the monthでやってるからこっちから出す事も無いんじゃ?って気も。まぁ、メンバー被ってる兄弟バンドみたいな所はあるし。んで、of montrelはやっぱり良いです。ノスタルジックでいつもと若干違う路線。で、marshmallow coastの方がいつものof montrealっぽい音です(笑)。なんとなくsplitで出す意味も納得。

kc053-MARSHMALLOW COAST / Marshmallow Coasting CD
kc053
基本路線は前作同様。どうしてもof montrealを引き合いに出しちゃうけど、やっぱり同じ雰囲気なんだよね。メンバーが被ってるって言うのが大きいけど。ただof montreal程の凄みは感じられないっていう。楽曲自体は良いんで、ちょっと新しい試みとかも欲しかったかなぁ。

kc055-ASHLEY PARK / Town And Country CD
kc055
モロにソフトロック・テイスト。60〜70年代の影響下のバンドが多い同レーベルの中でもちょっとルーツが違う感じです。音数が少なく、シンプルな内容ですがコーラス・ワークはあの時代まんまで、心に染みます。beach boysとかmillennium好きな人にはオススメです。

kc056-BIRDIE / Some Dusty CD
kc056
もう説明不要ですよね。元east villageのPaul Kellyと元dolly mixtureのDeborah Wykesのユニット。 US盤は色違いでkindercoreのリリースとなりました。夢見心地なポップでやっぱり大好き!

kc057-TUESDAY WELD / L'amour Et La Morte CD
kc057
彼らって得体が全く分からないです。アルバムによってはどうしようも無い駄作がもあったりと、作品毎にやってる内容もかなり違うし。でも、これは大好き。エセ・ジャズっぽい雰囲気なんかたまりません。存在自体がイカサマっぽいけど、怪しげなこの感じ、最高です。

kc058-JAPANCAKES / The Sleepy Strange CD
kc058
不思議さに磨きがかかった感じでしょうか。正直な所、初めて彼らの音楽を聴いたときのような衝撃はもう無いのですが、このあったかい雰囲気はやっぱり素敵ですね。どの作品も完全にインストなんですが、退屈させないのはやっぱり楽曲が良いって事だと思うし。

kc059-CALL AND RESPONSE / S/T CD
kc059
7"をshelflifeからリリース後の1stアルバム。ノスタルジックな佇まいは相変わらずです。先行シングルの時はEBTGっぽいかなあ、とか思ったりもしましたが似てないですね(笑)。何だか、楽しげな感じが一杯です。ほんわりとして弛緩した感じが、良い意味でリラックス出来るような。肩の力が抜けちゃう感じ。

kc060-DRESSY BESSY / The California CD
kc060
ミニ・アルバム。以前と比べるとガチャガチャした感じが無くなって、ちょっとだけ切なくなった感じかな。ジャケまんまの夏!って感じです(リリースされたの真冬なんだけどね)。ガール・ポップ好きだったら取りあえずOKでしょう。

kc063-THE SIXTH GREAT LAKE / Up The Country LP
kc063
essex greenの変名バンド?です。ジャケからも分かるように60年代の香りがプンプンしてます。特に今のバンド的な要素は見受けられないかもしれないけど、返ってひねりが無い正直な所が好感触。はっきり言ってbyrdsです、そのまんま。essex greenが実験的要素が多いので、敢えてクラシックな作風なのかもしれません。