数々のトリビュートアルバムをリリースした事で一時期話題になったインディ・レーベル、Imaginaryからのリリース。Mock Turtlesなどは比較にならないと言うか、この作品だけでImaginaryの存在意義があります。タイトル曲のピアノのイントロを初めて聴いた時は相当ビックリしました。 煌めく蒼いサウンドにヘナチョコなヴォーカルがかなり青春しています。オブスキュアなモノに手を出し始めるキッカケになった1枚。
多くの人がそうであるように、やはりTrash Can Sinatrasの名前を引き合いに出してしまいますね。リリース時期はほんの少し彼らが後で、煌めき具合はむしろこちらの方が上だと思いますが、アルバムとしての抑揚に欠ける所が唯一の欠点でしょうか。大手からのリリース(の割にはあまり無いですが)なので手頃な値段で売ってます。にネオアコって言葉が似合う数少ない90年代組。Ocean Blueとか好きな人に。
Danny Boysのメンバーによる多分デビューシングル。A面はアルバム収録曲でもあり高速ギターカッティングに色んなパーカッションを導入したキャッチャーな彼らの代表曲。B面2曲はアルバム未収のライブ音源。垢抜けないのが長所でもあり短所でもあるようなサウンド。少しBrilliant Cornersを思わせるようなジャケットですが、これ以外はあまりパッとしませんね。
知ったのはCD再発されてから随分経ってからの事で、巡り合せが悪いのかなかなか見つからなくて。LPは直ぐ見つけられるけど(値段がね)。ジャケットまんまの最高のフラワーサウンド。特にJackie De Shannonのカバーが大好きです。つながりのないようなアーティストがカバーしてると、とても不思議な気分です。ソフトロックからネオアコへ戻る過渡期によく聴いてましたね、コレ。
ボサノヴァは圧倒的に女性ヴォーカル派ですが、その中でも彼女は5本の指に入る位好きです。これはOdeon時代の代表作。ノスタルジックで哀愁が漂うメロディ。ハスキーだけど、どことなく可愛らしい個性的な声。歌声に表現力があって一言で「巧い」ですね。作品によってかなり雰囲気が変わりますが、この作品に関しては選曲が素晴らしく無駄が有りません。時間がゆっくりと流れる感じ。
ジャケットも含めて80年代ローカルな空気を感じさせてくれるバンド。恐らく自主制作だと思います。Intenseというマイナーレーベルの第一弾シングルで、 知る限り同レーベルから他に2枚リリースしています。Uglymanに通じるカチャカチャしたギターにつんのめり気味のドラム。展開の早いメロディーはフロア向けギターポップ。もう少し遊び心が欲しい気もしますが、たまに引っ張り出して聴きたくなる1枚。
Primal Screamは、マンチェ期の方が思い入れがありますが、初期・ネオアコ期で一番好きな曲はここでカバーされているVelocity Girlです。少しパンク・テイストですがManicsがカバーしてるという事実が重要な気がします。両者ともかつては大好きでした。来日公演もよく行ったりしましたが、近年の作品は買ってさえいません。あくまで過去の作品は今でも好きですけど。Boo RadleysのThere She Goesと並んで、隠れ(…てないか。)名カバー。
無数に存在するSmithsのカバーの中でも、原曲を超えてるのはこれだけだと思います。反則と言われようがDream Academyの作品で一番好き。思い入れ有り。かつて「Pink Floydが絡んでるから」で買った彼らの1stアルバムがネオアコ初体験でした。当時はそんな言葉は知りませんでしたが。過小評価されている気がしますが、解散後のKateのソロ作も今でも結構聴いています。ネオアコじゃないですが安いしお勧めです。
初期Creationレーベルの特徴とも言える硬質なギター・リフ系のバンドでは傑出してるバンドだと思います。イントロのギターはこれぞネオアコって感じで、その後特に盛り上がる訳でも無く淡々と終わるあの感じが大好きです。ちょっとうつむき加減なところも。後に出される唯一のアルバムに未収録(国内版はボーナストラックとして収録)ですが、合わせて必聴です。Ian Broudieプロデュース。
ネオアコとしては最も思い入れの強いバンドの1つ。シングルを完全制覇しようと何年も探し続けてたのですが、先日バイオを見て実は全部所有してる事に気付きました…。7"よりも12"の方がジャケットも含めて良い曲が多いバンド。3枚の12"はどれも最高です。 シングル編集盤のHotrod Hotelのシークレット・トラックとして入っているのが本表題曲。なぜかCDはこの曲だけ音質が悪いですが、客観的にみればあのCD1枚で十分かもしれません。