Review | ネオアコ、ギターポップ レビュー28



Dance Stance / Other Side of Paradise

Dance Stance

緩くてしゃれていて、ホーンも入るし、ジャケットも含めて、好みど真ん中ですが、何か足りない感じがします。Decoy AvenueやDiscolation Danceを少し野暮ったくした感じ。2曲入りでどちらも佳曲です。半分くらいのメンバーは、Stone Foundationというロックバンドで現在も活動しています。Paul Wellerとも親交があるらしく、それっぽい要素も感じます。

A. Other Side of Paradise
20230623

Nomad Pop / Dignity

Nomad Pop

一部の界隈では人気があった作品。名前だけが独り歩きしていて、ちょっと過大評価されている気もしますが、ジャングリーな作品が好きな人には気に入ると思います。もうネオアコが自分の中で停滞しているころに入手したので、その当時のことは覚えていません。あれからかなりの年数が経ちましたが、いま調べてみても情報はほとんどありませんね。B面の適度な洒落感や独特の掛け合いとか、ジャケットのセンス同様、不思議な魅力のあるバンド。

B. Best Man
20200816

Dead Famous People / Lost Persons Area

Lost Persons Area

CD化もされている2枚のアルバムの前にリリースされていた12"。アルバムには未収録だったはず。 持っていたような、持っていなかったような、記憶があいまいのまま放置していましたが、やっぱり持っていました。後発のアルバムのほうが完成度は高いと思いますが、このジャケットの雰囲気が好きで、それだけで満足です。

20190610

V.A. / Vox Nouveaux

Vox Nouveaux

C級コンピ。前回紹介したMexico Redの別音源を収録。そこまで良い曲では無いですが、これは入手し易いので7"を買う前の判断材料としても良いと思います。他に作品が存在するのか知りません。無名のバンドばかりで、Mexico Redの名前が無ければ出会わないレコードです。久しぶりに引っ張り出しましたがやはり印象に残らず…。

20170205

Mexico Red / Eternal Flame

mexico red

聴くまでは女性ヴォーカルだと思っていました。紛らわしいジャケットですね。あまり詳細が分からないバンドの1つです。Explained Emmaをもっと緩くしてジャジーにしたような感じ。あくまでもBクラスの微妙な立ち位置だと思いますが、適度な洒落た感じなど結構好きな作品です。

A. Eternal Flame
20161005

Twelve Angry Men / Heart of Magdalene

Twelve Angry Men

知名度は良く分からないけど、割と正統派だと思います。PrefabよりはBalanceを熱くした感じでしょうか。アレンジといい、演奏もこの手のジャンルの中では上手いバンドです。この系統の声が自分は好きなんでしょうね。持ってることも忘れてましたが、地味にジワジワとくるバンドで、長く付き合える音です。

20160317

Fallover Twenty Four / Pessimistic Man E.P.

Fallover Twenty Four

多くの作品がCD化されたUgly Manレーベルの中では現在も入手難の1枚。これ以外に作品があるのか知りません。純粋に内容で考えると同レーベルの中では並以下だと思いますが、全4曲それなりに楽しめる作品です。違うレーベルから出ていたら違った評価かもしれません。このジャケット嫌いじゃないです。

20150919

English McCoy / Give Me Something to Believe in

English McCoy

ネオアコに夢中だったころは、そのレア度と市場売価から購入できませんでしたが、数年前に捨て値で転がっているのを救出しました。本当は12"が欲しいのですがとりあえず7"で我慢しています。好みからは若干外れますが、洒落た感じと、独特の高揚感のあるタイトル曲は名曲ですね。最近は、未発表曲を追加した再発が流行っていますので、この辺も期待しています。

20150708

Singing Ringing Tree / Good Day Good

Singing Ringing Tree

何枚リリースしているのかよく分からないバンド。同年代で同名別バンドもいますし、ややこしいです。何となくどこかで聴いたことがあるというか、突き抜けた感じが無いのが残念です。はじめて聴いた当時はFour Idle HandsがUglyman寄りになった印象を受けました。両面とも普通にクオリティーは高いだけに、もったいない感じがします。

20150423

Red Shoes / All Fall Down

red shoes

バンド名と曲名だけで何となく良さげな期待感のある作品。基本は女性ヴォーカル&男性コーラス構成のようですが、A1だけ逆の構成で、B-Teamっぽいサビでの掛け合いはなかなかの内容です。シングルはこの1枚だけかも。2010年にアルバムも出しているようですが(未所有)、試聴してみた感じかなりカントリー調になっています。それはそれで悪くは無いのですが、このA1は収録されていませんし、これだけ持っていれば良い気がします…。

20150405