Review | ネオアコ、ギターポップ レビュー07



Lucinda Sieger / Heart in the Sky

lucinda sieger

サインは気にしないでください。2001年に製作された2ndアルバムが、ようやく正規発売!そこまでの過程を知ってると。涙無しでは聴けません。Massive Attackの参加も影響があるのでしょうか、ほんの少しトリップポップ寄りテイスト。1stと比べると格段にバラエティーに富んだ楽曲群。IkonやNicoletta好きにぜひ聴いて欲しいです。本当に格が違いますから。果たして日本のレコード屋に並ぶ日は来るのでしょうか。

20030808

Lucinda Sieger / I Believe

lucinda sieger

emレコードによるSunset Redの再発で多くの人に知られる事になった彼女の1stアルバム。ちょうどemの再発頃から急激にプレミア化したような気がします。事実、彼女名義では一番入手困難でしょう。一時期は普通にamazonとかでも買えたのに、後手後手にしてしまって入手するのにかなり苦労しました。語り弾き中心のしんみりとした、ちょっぴり切ない作品。初期~中期のEBTGに近いかもしれません。

20030806

Sonny Criss / Go Man!

sonny criss

今年の正月に2年振りに帰省しました。実家ではする事が無くて、暇つぶしに行った中古屋で購入した1枚。前からジャケットだけ気になっていたけど、なかなかキッカケが無くて買えませんでした。この辺は背景とかよく知りません。ひたすらサックスが鳴り響いているのに、基本的にシンプルな演奏。そして、ゆったりとしたこんな雰囲気のジャズが好きです。ジャケットも音楽にマッチしていて、お気に入りの1枚。

20030804

Bob Dorough / Devil May Care

bob dorough

音楽の聴き方は人によってさまざまだと思います。聴ければ録音でも良い人。とにかくオリジナルって人もいるだろうし。音が良ければ再発でもOKです。 紙ジャケCD系のリマスター盤には、ついつい買い直しちゃいます。…少スペース化も嬉しいし。この作品は、紙ジャケの方が音は悪いですけどね。可愛らしくて愛嬌のある声と、ほのぼのとしたテンポで、ゆったりとした気分になれる1枚。

20030731

Stormboys / Wasted on Me

stormboys

おそらく彼ら唯一の作品。情報がまったく無いので詳しい事は知りません。自主制作だと思われます。Exhibit Bをもう少しエレポップにしたような感じで、なかなか楽しめます。サビで女性コーラスが入る辺りはポイント高め。7"でB面はA面のインストver。これ1曲だけでは判断し難いけど、他の音源もあるなら聴いてみたいです。84年リリースながら、英国の一部のレコード屋ではまだ普通に?新品で入手が可能。興味のある方はお早めに!

20030729

Border Boys / Tribute

border boys

大抵のレコードが容易に入手できる今の市場は本当に素晴らしいと思います。ネオアコに興味を持ったばかりの頃は、憧れのレコードでした。Louis Philippeがどうこうよりも、やっぱりジャケットに。レコード屋で壁に飾られている値段に衝撃を受けたのは今でもハッキリと覚えています。いつかは家に飾りたいな、と思ってたのに結局一回も飾った事は有りません…。ただ、ほろ酔いで2曲目とか聴くとグッときますね。やっぱり切な過ぎます。

A1. This Picture Is Nailed On My Heart
20030726

Blueboy / Speedboat

blueboy

もう8月なのにこの寒さは何なでしょうか?エアコンは付けてるけどいまだに毛布はしまえません。少し肌寒い時に彼らの音は合いますね。前にも書きましたが、やはり2nd派。そしてSarahは極力CDで集めるようにしています。Sarahのアルバムはもともとがシングル編集盤が多いじゃないですか。だったら通しで聴けるCDが良いかなと。音はLPに比べると悪いですが、本作のようにCDのみのリリースもあるので、統一感も含めて。

20030723

Almost Charlotte / Sleep

almost charlotte

少し前から人気になったこのレコード、本人たち経由で流出したはずなのに、店によってはひどい値段が付いてますよね。正直、内容自体は最高とまでは言えませんが、「いかにもネオアコ」なジャケットも人気盤の要素になってると思います。実際の音もジャケットのイメージ通りの雰囲気で、Personal ColumnやLouis Philppe辺りに近い感じ。もう少し軽いかもしれませんが、前述のバンド達とつなげて聴きたくなります。

20030717

Fantastic Something / The Night We Flew out the Window

fantastic something

最近は自由な時間に恵まれていますが、レコードはあまり買わずに、整理も兼ねて昔好きだった作品を引っ張り出して聴いています。60年代モノばかり聴いていた時期には彼らの音が焼き直しにしか思えなくて、国内盤と輸入盤それぞれ持っていたLPも手放しました。ただ、2枚のシングルだけは大切に持っています。 去年でしたっけ?、それぞれソロ名義で出た作品は、何も変わってなくて何だか複雑な気分でした。

20030712

Love Parade / The Guilt Chest E.P.

love parade

秘密主義なので、多くは語りませんが、某国ではまだ新品で残っているそうです。とある方から「たくさん余ってるから1枚あげるよ」と言われたので…持ってたけどありがたく頂戴しました。彼らと言えばリズミカルなギターカッティングのlifeばかりが取り上げられますが、B面のような優しい曲も良いですね。Turntable Friendはハズレも多いですが、ジャケットが良いので気が付くと集めてしまいます。

20030709