Review | ネオアコ、ギターポップ レビュー04



Circus Circus Circus / Magic Girl

circus circus circus

このバンド、情報全然無いですよね。どこの出身かさえ知らないです。多分シングル3枚出してると思います。Bloody Marysを思わせるジャケットですが、サウンドも同様、テンポの良いキャッチャーなメロディ。女性コーラスが入ってもう少し優しい感じ。やたらとサビが耳に残るA面だけで取り合えずOKですが、他の作品ではもう少し泣きメロ込み上げ系も披露しています。 Jazz ButcherとかClose Lobsters辺りに近いでしょうか。

A. Magic Girl
20030402

Congress / 40 Miles

congress

この手のジャンルは疎いので詳しい事は知りません。Lucinda Siegerが歌っていなかったら、家には間違いなく無かったであろうレコード。Saint Etienneや後期Orchidsっぽいと言えば聞こえは良いかも知れませんが、コメントし難いですね。決して内容が悪い訳では無いです。A面がLucindaのVocal verでB面がインスト(オリジナル?)。もちろんA面しか聞いていません。91年リリースですが今でも容易に入手出来るので興味のある方はぜひ。

20030401

Matt Allison / Hard Look at Perfect

matt allison

初期Bus Stopの代表バンド。カラッとしたギターポップ。プロデューサーとしての名前の方が有名かもしれませんが、もう少し本人にも作品を出して欲しかった(現役?)です。今頃何してるんでしょうか。A面はVelvet CrushのRickとPaulがベースとドラムで参加していて、サウンドも爽やかChoo Choo Trainと言った感じです。本当は参加していない作品も変わらず良いです。Someloves近辺とかが好きな人は気にいると思います。

20030319

Swamp Children / So Hot

swamp children

マンチェスター出身の6人組。Kalimaの前身で主要メンバーは同じです。French ImpressionistsとLucinda Siegerを足したような感じ。Kalimaよりはジャズ色が薄くて、単に演奏がまだ未熟なだけかもしれませんが、危うさがあってこちらの方が好きです。中盤から変拍子な"Spark The Flame"はSunset Redと合わせてこの手の曲では外せませんね。土地柄Factoryからのリリースですが、後にCrepusculeのコンピに参加するのも納得の出来栄え。

20030313

Pressure Point / Mellow Moods

pressure point

洒落系ボッサではある種定番の作品で、Bluetrainとかと並んで、ネオアコ好きが他のジャンルを聴く橋渡し的な音かもしれません。初めてネオアコを聴いた時の作品もそうだけど、その手の作品はずっと聴いていく気がします。ゆっくりと盛り上がるA面が最高ですが、女版Style Council、と言うかほとんどA CrazeなB面も悪く無いです。同名他バンドがいて通販だとどこまでが同バンドか分かり難いです。

A. Mellow Moods
20030310

William Pears / Elephant in China Shop

william pears

仏の5人組。これだけ良い曲で、メジャーからのリリースなのになぜ売れなかったのでしょう?ジャケット?? まぁそれは良しとして、Water Walkの上を行く優しくて切ないメロディで、ポップスの職人と言うか、ソフトロックなアプローチ。曲によってヴォーカルがNewcoloursっぽく感じることも。仏モノでは最強です。Chelseaの1stに大枚叩く前にこちらを買って欲しいと本気で思います。

20030303

Nautical William / Love House

nautical william

久しぶりに開催されたMadchester Nightなるイベントに行ってきました。ここ何年か家で聴く事は無くなってしまいましたが、 20歳位の頃まではマンチェが大好きであの時代の音を聞くと色んな事を思い出します。期待が大きかったのかイベント自体はあんまりパッとした印象は無くて、家に帰った後に色々と聴き直しました。今月はマンチェ映画も公開されるし、35summersはCDを出すし密かに再ブームが来るのでしょうか…。あ、作品の内容に全然触れてないや。

20030302

Beautiful Americans / Same

beautiful americans

ElとかCompactの持つ世界観、好きです。この曲を聴くとこんな時代に生まれたかった、と少しだけ思います。映画のクライマックスのようなオーケストレーションがちょっぴり感動的で、A面がインストでB面がヴォーカル入り。何も知らない人ならサントラって言っても疑わないでしょうね、ジャケットもそれっぽいし。Tot Taylorが"80年代のWalker Brothers"って言ってたのも納得の出来栄えで、60年代に憧れてるって感じがストレートに伝わって好感が持てます。

20030225

Non Stop Organization / Mystery Pet

non stop organization

ジャケやレーベル買いをする人、多いと思いますが、型番買いもします。知らないレーベルでも最初の1番を見つけると買っちゃいます。何か1番ってレーベルの意思がこもってる感じがするので。これはTree Fort Angstもリリースしていた仏の弱小レーベルAd Libitum Popの1番。今は亡き某レコ屋のコメントがPeter Astor + Primal Screamだったんで即レジ。実際の音は元気のないSiddleysみたいですがなかなか楽しめます。フレキシなので音はかなりショボいです。

20030223

Trash Can Sinatras / Main Attraction

trash can sinatras

3枚のアルバムはリリース順で好きです。本作は3rdからシングルカット。後期の作品の割にあまり流通してません。アルバム未収録曲は2nd路線を思わせる感じで、個人的にはアルバム収録のどの曲よりも好きです。路線が前回と変わらないのでアルバムに入っていないのか、単にメンバーが気に入らないのか定かではありませんが。初期の作品が眩し過ぎると感じる2nd派にお勧めです。まぁ大抵の方が持ってる気もしますが。

20030218