この手のジャンルの作品について書くのは苦手。実際のところ、最近は聴いている時間が一番長いけれど。程よくグルーブしてて、小気味よいテンポに美しいピアノとホーン。そして抑制が利いたハイトーンの澄んだ女性ヴォーカル。ちょっとだけ憂いを秘めたこんな声が大好き。ジャケット(本人)もそんな雰囲気にピッタリです。オーディオに力を入れるのは、こんな作品をボリュームを小さめで一人で聴きたいから。
たぶん、ブラジル人ソングライターによるデビュー作。去年のリリースですが、日本ではあまり話題にならなかったような気がします。ボッサよりも、言葉の違いはあるけど、UKソウルっぽい仕上がりでちょっと大人の世界観。ちょうど手に入れた時期が一緒なのもあるけど、L.Siegerの新譜とどこかとなく似ている気がします。日本の歌謡曲っぽい雰囲気もあり不思議な作品。
当時の背景はよく知りません。アイドル・フォーキー・デュオの面も持っていたのかも。ソフトロック的アプローチよりも、そちら方面が好きな人には十分すぎる程の傑作。フォーキー・デュオの作品としては、Mellow Candleという絶対的作品があって、つい比較してしまいます。美しいハーモニーとちょっと暗めの雰囲気にやはり弱いです。ゆったりとしたソウルフルな楽曲よりもファンキーな曲の方が合ってる感じ。乾いたギターもよい味を出してます。
フィンランド産グループによるディスニーのカバー集。元曲は半分くらいしか聴いたことがなかったけど、そんなことはどうでもよいくらい初めて聴いた時は興奮しました。グルービーで緩急に富んだ作品群。フルートを交えたバラードから、スキャットを取り入れた高速チューンまでハイレベル。これがCD化された当時は、ほぼ毎日職場で流してたような記憶があります。反感を買ったけど…ジャケットも大好きで本当はLPで持ちたい1枚。
ネオアコに到達する過程で邦楽を経由してません。ダメ出しされますが、いまだにフリッパーズの2nd持ってないし、ブリッジはベストだけ持ってるけど、愛のないパクリが何か嫌で聴いていません。あまり国は意識しないつもりですが、日本のネオアコで最初に思い浮かぶのがこの曲。アルバムはあまり聴いてないけど、タイトル曲のような男女混合ヴォーカルに基本的に弱いです。
世間では2nd、3rdアルバムが一番評価が高いのでしょうが、1st派です。1stCDにボーナストラックで入っていますが、素晴らしい初期シングル群の中でも、この作品が最も思い入れがあります。 初めて聴いた時は言葉にならないくらい感動しました。 歌心あふれるA面は"Mountain Song"と並ぶ彼らのベストトラック。テンポは決して速くないのに、なぜか切羽詰った感じに、あの声が大好き。CDは音が悪いだけなのか、ver違いなのか分からないけどイマイチ。
Smithsが好きですが(Felt程ではないけど)、当時、High Llamasの延長線の音をイメージして聴いたら、Smithsソックリで困惑した記憶があります。レーベルのせいもあり、ニ番煎じな位置付けで消化してしまい、あまり思い入れのないバンドですが、このシングル曲は大好き。 淡々としたイントロから特に盛り上がるわけでもなく、煮え切らずに終わるあの感じがたまりません。
今年になって、ついにマイブラもサントラで始動したり、SarahのシューゲイザーバンドのSecret Shineの編集盤がリリースされたり、ひそかに再ブーム到来?、と一瞬だけ自分内でも盛り上がっています。 少し前にChapterhouseのベスト盤が信じられない値で売られてるのをみて、複雑な気分になったりもしましたが。1st以上に話題にならない彼らの2nd。もう少し日の目をみてもよいバンドは、いくらでもいるはずですが…
ちょっと弾け具合が強いですが、複数の名義を持つG.Fellowsのバンドの中では一番本家に近いです。B面は、ダメでぜんぜん聴いていません。タイトル曲はテンポのよい掛け合いに手拍子が入る辺り、あのLPに収録されていても違和感がない名曲。ソフトロックの括りですが、本作ではインディー・ポップみたい。CDでも聴けるので、ある意味コレクターズアイテム。
内容に触れるまでもない超名曲。大きく分けて、青、赤、白にLPと同じジャケの4種類あると思いますが、オリジナルはコレですよね? おそらく"Way Out"はこれでしか聴けないver。個人的には仏盤の紙ジャケCDsにしか入っていない"Calling All"が聴きたいのですが、誰か録音してくれませんか?過去3回手に入れましたがいずれもハズレでした。この7"はなぜか盤の印刷が両方ともB面になってます。曲はちゃんとA面も入っています。