84年マンチェスター、おそらく自主制作でこれ1枚のみのリリース。このジャケットでレーベル名がSkipping Rope(縄跳び)なだけで十分ヤバいですが音も最高。ジャジーでしゃれた要素を含みつつ、あくまでもインディーの領域から脱しない微妙なバランス感覚、SmithsとMan Upstairsの中間的なヴォーカルにサビでのギターソロと文句なしです。探しても探してもなかなか見つからない1枚で、宝物の1つです。
彼らで一番好きなのは12"。コメント書きの通り、ほとんどB.Wilsonな世界観があって、まぶしい位にキラキラしていて何度聴いても切なくなります。LPはいろいろあって何回か家のレコード棚を旅立っては買い直しの繰り返し。シングルに比べるとちょっぴりELっぽい雰囲気にジャケも含めて遊び心のある素晴らしいポップセンス。収録曲が多過ぎて、ややお腹いっぱいな感じもありますが、良曲がギッシリ詰まった素敵な1枚。
94年のリリースだけど、Sarah近辺の音に近い感じ(ジャケも2色刷りだし)。フランス語で歌うBlueboyのような。一曲だけ女性ヴォーカルの曲があって、それはリリース時期が偶然にも同じAutour De Luceの1stまんまで、アルバム未収録曲だよって言われたら信じちゃいそう。特別な個性はないけど、男女ヴォーカルどちらも小しゃれた雰囲気で悪くないです。このレーベル、そんなに思い入れありませんが、ほとんどレビューしていますね。
家のレコード棚には「とりあえず後で聴こう」コーナーがあって、常時100枚くらい収納されています。たまに思い返してまとめて聴いたりもしますが、最初にピンとこないだけあって、ハズレの方が多かったりして。これもそんな中の1枚で、たぶん80年代モノ。NWとネオアコの要素を微妙に取り入れたB級ポップです。ところどころ、結構よいかもと思える部分あって、時々引っ張り出しては「そんなことはないな」の繰り返し。内容ともかくジャケが素敵なので手放せません。
Blanco Y Negroから出てなければたぶん家になかったレコード。基本的にはエレポップで、中期以降のGangwayやSensationのUnhappyとか好きな人ならOKだと思います。安値で転がっているので、興味のある方は拾ってあげてください。表題曲しかよくないけど、それだけでも聴く価値はありで7"と、12"にしか入っていない別verとどちらも好きです。ちょっとしつこいかもしれないけどメロウな切ない曲。
Uglymanとしては異色の存在だったバンドの別レーベルによるシングル。こちらの方が好きです。Uglyman時代と比べると少し地味かですが、ジャケに反してポップな音作りで、ボッサネオアコ。例えるならThis Year's Blondeの冬バージョンみたいな(分かりにくい?)。ネオアコじゃない人、特にサバービア方面、しゃれ系が好きな人にも普通によい曲ですが、個人的にはもう一つ何か突き抜けて欲しかったバンド。
大好きなUglymanレーベルの中でも格別に好きな1枚。7"しか持ってなくて、去年の正月にやっと12"を購入しましたが、今まで一度も聴いてませんでした。ジャケットは名前が一列か2列の違いだけですが、やはりこっちで持っておきたくて。家でもクラブでも、もう何十回と聴いていますが、これからもずっと付き合っていけるネオアコ・スタンダード。これから先、この手の作品とどれだけ出会えるのか分かりませんが、初心はいつまでも忘れずにいたいです。
発売当時ちょっとだけ騒がれていたような、少し気になりつつもその頃は買い逃し。もうそんなことはすっかり忘れてしまった頃に、某レコ屋で「Motorway史上最も価値のある1枚」とかコメントされているのにもかかわらず、値札が10円!で、強烈なインパクトがありました。雪の日に似合いそうなソフトなメロディーに綺麗なヴォーカル。 特にサビで盛り上がるわけでもなく淡々とした地味な曲ですが、少しだけ切なくなります。
知る限り2枚のシングル(2ndなのに型番JSY3)とカセット1本(持ってません)をリリースして消えてしまったバンド。80年代後期の作品ながら、ショボいジャケットのイメージに反して60年代の要素も色濃く持っています。BluebellsやPhil Wilsonに近い感じでしょうか。カントリー風味のちょっぴり切ない曲で、クラブ受けはしないと思いますが、純粋によい歌で飽きのこない、いつまでも聴いていられる作品。
数あるCrepusculeコンピの中でも一番好きなレコードかも。2枚組仕様にだけ収録のFrench Impressionistsの12"別バージョンを含む4曲が堪らなく大好きで(特に3曲目)、他バンドはほとんど聴かずにそればかり聴いていました。同バンドのコンピが出た時はかなりビックリでしたが、そちらにも順番こそ違いますが、全曲収録されています。CD派の人も含めてぜひ聴いて欲しいです。単に12"&7"が再発されるよりも価値がありますよね。