レミスパ収録でもおなじみのバンドによる単独作品。2色刷りのキッズジャケだけで個人的には有りですが、レミスパ収録のA面は男版Shelleyan Orphanな趣で、これも悪くは無いけど、未収録のB面の方がクオリティーは断然上。ちょっとパンク~パワーポップ要素も入りつつ、B-Teamのような柔らかなコーラスがとても気持ち良いなかなかの名曲。手持ちのレコードには裏面にメンバー全員のサイン入り。
いろいろ調べて見ましたが、おそらくこれ1枚だけのリリース。レーベル名 Hultsfredから察するにスェーデンのバンドだと思います。可愛い女の子ジャケですが、むさ苦しい感じの男ヴォーカル。ただし中身はポップで不思議と何回か繰り返し聞いてしまうような。同郷のBeagleを少しダサくした感じ。どちらかと言えばジャケットのギャップとかも含めて Matthew SweetのGirlfriendの方が近いかも。
お洒落ネオアコと言うにはちょっとネオアコテイストが少な過ぎるかも。女性ヴォーカルですが、かなり低い声でBluetrainをもっとBobbe Norris寄りにした感じ。結構レアなのでユニオンでは見かけた事ないけど、渋谷のユニオンでいうと4FよりもB1に有りそうな。淡々としたリズムで盛り上がりそうで最後まで盛り上がらないけど、どこか熱い感じもあるタメのある音。
Po!のメンバーが在籍していた事でも一部で知られているマイナーバンド。男性ヴォーカルだし、もっと箱庭的でうつむき加減なので、雰囲気はかなり違いますが、どことなく連想させる要素もあります。例えるとBirdieとEast Villageの関係に近いかもしれません。どちらかと言えばコレクターズ向けで大枚を叩くまでの内容では無いかも…。
存在も音楽も地味ながら歌心にあふれる素晴らしい曲を残したバンド。一部では人気ですが、渋い作品なので好みは分かれると思います。90年の作品とは信じ難い雰囲気で、立ち位置的にはHonest Jones辺りに近いでしょうか、向こうは違うけどこちらはそのままRob Wilsonって人を中心とした3ピースバンドで、他に作品があるかは不明。Peter Astor、Frank and Walters、Wallflowers(UK)とか好きな人に。
レミスパにも収録済みのインディーバンド。92年のリリースで、後期Sarahレーベルのような雰囲気も。ジャケットもちょっとだけそれっぽいし。リズム隊がほんの少しマンチェっぽくて(B面はモロです)、そっちが好きな人の方が受けは良いかも。つたない演奏ながらキラキラした青春メロディーで、全体を通してそんなに悪くないです。レミスパで気に入ったら買っても良いと思います。
通販であちこち注文していると、届いたレコードの中に「こんなの頼んだっけ??」って事が有ります。これもそんな1枚で、最初に見たときはBjorkだと思ってしまいました。調べてみるとMatthew Sweetが参加してたとか、メンバーにREMのMichael Stipeの兄弟が居たりとか。ある意味、話題性は有りますが、内容はYoung Mable Giantsとも比較されていたらしい普通の女性ヴォーカル。
80年作、パワーポップバンドの7"。バンド名も曲名もふざけてます。内容はシンプルでわかりやす直球系。ストレートなメロディーにサビのコーラスもキャッチャー。このジャンルはあまり詳しくありませんが、ある程度ネオアコ系のイベントでもかかるのでクロスオーバーする要素もあると思います。あまり自宅向きでは無くて、Explained EmmaやLarksと同列。
Subpopから突然変異のごとく現れたバンド。同レーベルとしては非常に珍しい音で、気だるい雰囲気に、ジャジーでオールドテイスト。バージョンが違いますが、タイトル曲が収録されているアルバムもCDでリリースされています。あまりギターポップファン向けでは無いですが、そちらに収録されている"Gambler's Game"等は個人的にはこのシングル曲よりもお勧めで、90年代以降の作品としてはかなりの完成度だと思います。
アルバムとはバージョン違いで、こちらの方が華やかで好きです。ネオアコと言うよりもサバービア経由でたどり着いたので、自分の中では微妙な位置付け。レコ棚では一応ネオアコの方に入っています。同曲が収録されている1stアルバムはCDでも欲しいけれども意外とCD化されませんね。アルバムとして今聴いても新鮮な感じで有りだと思うのですが。