Review | ネオアコ、ギターポップ レビュー11



Priscilla Paris / Priscilla Loves Billy
priscilla paris

Paris Sistersのリード・ヴォーカルを務めていたPriscillaによるBilly Holidayのカバー集。彼女のジャジーな声はバンド時代のガールポップよりも、本作のようなミドル~スローナンバーがよく合います。どちらの作品が好きかと言われれば、バンド時代の方ですが、本作はジャズ好きにも人気があって、Sistersの方はダメだけどこっちは好きって人も多いかも。大人の色気があるシットリとした作品で、真夜中に照明を落として聴くのが最高です。

20031220

Ornamental / Crystal Nights
ornamental

季節モノ。S.Switchbladeの片割れ、Roseのプロジェクト。派手なルックスばかりに目がいきますが、なぜか彼女たちの周りには豪華なメンツがたくさん参加しています。あの時代では重要な役割を果たしていたのかも。反対に、Feltのラストアルバムにコーラスで参加してたりとか。音はSwitchblade時代とほとんど変わりません。小鳥のさえずりをバックにいつまでも変わらないウィスパーヴォーカルが心地よい一曲。同名義の作品ではこれだけ押さえていればよいと思います。

20031219

Lani Hall / Sun Down Lady
lani hall

今まで体験したことがない12月。なぜかやたらと忙しい。家に帰るのは日付が変わってからで、そんなこともあってシットリとしたこんな作品ばかりを聴いています。買ったLPは盤質がイマイチで、ところどころノイズが入ります。どこでも売ってる作品だし買い直せばよいけど、何となく愛着があるので手放さないでいます。ソフトロックとかジャズとか知らなかった頃に、純粋にCarole KingやJoni Mitchellを好んで聴いていた当時を思い出します。

20031211

Lovely Eye / Don't Look Down the Road
lovely eye

ミドルテンポのキャッチーなメロディーに歯切れのよいギターのカッティングが心地よいバンド。このバンドの世間的評価ってどうなんでしょう。先日、某所で「あっ!」と思わず声が出そうになるような安値で落ちててビックリしました。海外でもあまり見かけませんが、Leamington Spaの候補群と比べても見劣りはしないと思います。何となくB.Wilsonの影響が感じられて、WondermintsとExhibit Bを足したような音かも。

A. Don't Look Down The Road
20031202

O.S.T. / Barbarella
o.s.t.

この映画は観ていません。おそらく、たいしな内容ではない気がするけど、この時代の雰囲気は大好き。今とは違うユーモアがあって、そこに素敵な音楽が流れてるだけで素晴らしいと勝手に思い込んでいます。A&M的サウンドをベースに、エレキギターやシンセをちりばめ、ノスタルジックで切ない感じと、当時ならではの高揚感が同居した不思議な作品。Banana SplitのLioやDuran Duranの名前のネタにもなった映画で、ファンが多いのも何となくわかります。

20031122

Spaced out / Enoch Light and the Light Brigade
spaced out

当時としては未来志向のサウンド。やはり当時の音なんですが、あの頃のソフトロックと並列で聴ける作品。部分的にはFree Designに近いかも。小さい頃は宇宙のことを考えるのが大好きで、ロケットが作りたくて大学もそちら方向に入ったはずですが、どこかで道を誤って今に至ります。これを聴いてるとそんなこともあったなと懐かしい感じがします。Beatlesなどの定番曲をムーグなどで味付けして立体的なソフト・サイケに。これを聴きながら寝ると気持ちよいです。

20031121

Karine Et Rebecca / Chantent
karin et rebbeca

そのまんまのフランス子供2人組み。政府認定のキャンギャルらしいけど、それはさておき子供モノとして分かりやすいポップなでき栄えです。フレンチだと可愛らしさがより際立ちますね。この関連は微妙な値段で手が出し難いですが、日本の方が安いので地道に集めています。ジャケ違いも入れると何枚出してるのかまったく謎ですが、コンピCDが出たとしても構わず集めたい、そんな素敵なジャケットも魅力の1つ。なぜかクリスマスのイメージ。

20031117

Tree Fort Angst / Tilting At Windmills E.P.
tree fort angst

Terry Banksを中心としたギターポップバンド。シングル編集盤でも本EPの4曲はすべて網羅しています。再々編集盤は買っていませんが、未収録曲のできはどうですか?イマイチそこまでは触手が伸びないですが、Sarah時代よりも甘酸っぱい感じが好きです。St.Christopherよりも、Sea Urchinsに近い感じ。このバンドはフレキシやCDも含めて音をそのまま具現化したようなジャケットも素晴らしいですね!これはちょっとStarletsっぽいですが。

20031115

Grooveyard / At Home with Grooveyard
grooveyard

Play Roomからのリリース。他にフレキシもあり(まだありますか?)。インナーはなぜか70sガレージを思わせる、ロックなジャケット。それを見ると昔よく行った、某クラブを思い出します。パッパラ系アノラックをベースにしながらも、70sロックの要素も持っていて、まったく違う2つのジャケットのイメージを合わせたような、そんな音。インナーと表ジャケが逆だったら買わなかったと思いますが。とぼけた感じが何とも憎めません。

20031112

Hang Ups / Top of Morning
hang ups

裏ジャケですが、こっちで載せたくて。2ndアルバムの1曲目を飾ったおなじみの曲です。さわやかな晴れた日に朝一で聴きたい感じ。RocketshipのHey, Hey, Girlと並んで90年代後半の米国インディーを代表する1曲。アルバムとバージョンまったく同じなので簡単に聴けます。これはジャケットが大好きで、あのラミネートみたいな空色の紙とか、いかにも手作りっぽくてよいです。ネオアコを飛び越えてソフトロック的なポップスの魔法がある作品。

20031111