20代最後のレビューには特別な思いのあるバンドを取り上げます。1stと比べてソフトロック・テイストが強くてジャケットのように淡い感じ。あの研ぎ澄まされた感じを期待してると拍子抜けするかも。ただ、Idhaのコンピのように男女の掛合いヴォーカルが好きな僕にはこの曲も十分ありです。探しても探しても全然なくて何年も探したけど、1stを聴いてヤラれた人なら時間をかけても探す価値ありです。
インディー・ダンスというかほぼマンチェな"Love Crime"がそこそこ有名なバンド。内容的にはそこまでいかないですが、こちらの方がネオアコ度はやや高め。インド的?不思議なテイストです。このシングルと同名のアルバムがあるらしいのですがいくら探しても見つかりません。元○○の、と前置きが付くので周囲の期待感にはちょっと応えられていませんが、いつかまたやってくれそうな淡い期待を抱いてます。
オージー・ネオアコバンドの6曲入りミニアルバム。単独としては唯一で、C86~Uglymanライクなザックリとしたサウンド。例えるならMighty Migtyと Desert Wolvesを足した感じでしょうか。この手のマイナーバンドとしては割と正統派だと思います。もう少し洗練されるとかなりツボに入る感じ。有名バンドのB面集みたいな雰囲気を脱しきれないのがもったいないです。
Fire Hydrant Menのメンバーによる別バンド。位置付けとしては、Dolly MixtureとPercy Pavilionの関係に近い感じでしょうか。裏ジャケも含めてB級感満載で曲名も凄いけど、案外ポップな曲で、本家よりも一般受けは良さそうな気もします。元バンド同様、大所帯を感じさせない音数の少なさ(笑)、チープさはよい意味でインディーの良心。
BibleやFarmer's Boys等とレーベルメイト。そう考えるとよく分からないレーベル。比較されるTwa Tootsと同じように、そのうちAccidentから再発されそうな予感大ですが、まだされませんね。アルバムとしての水準はそれなりに高いですが、曲単位で突き抜けて秀でた物がないので、あまり自宅のターンテーブルの上に載る機会はありません。ガールポップ好きは抑えて損はないと思います。
イメージするC86の音ってこんな感じ。あくまでもイメージであって印象に残るバンドではないですが。もう何年前か忘れたけど、これも一時期大量にデッドを持っている店があって、そこの紹介で買いました。実は全然聴いてなくて、一回聴いて後でじっくり聴こうコーナーにもう何年も保管されています。我が家でもデッド化しちゃってるけど、男性的でジャングリーな感じが好きな人には悪くないと思います。
ちょっと牧歌的な風景も見え隠れする青春ネオアコ。結構前から知る人ぞ知るバンドでしたが、ここ最近は欲しい人には行き届いたのか相場も暴落気味。頑張れば2000円でお釣りが来ます。収録曲は駄作なしでどれもなかなかですが、何か少し印象が薄くて、耳に残る感じがしません。「レア=よい」と思ってるような人以外はレミスパ収録待ちでよいのかも。
唯一のアルバム。シングルは5枚くらいは出てたと思います。硬質なギターカッティングにノリのよいジャングリーポップ。日本では無名だけど、それなりに枚数出しているので本国では多少売れたのかも。アルバムは便利だけど、ちょっとダレる感もあるのでとりあえず12"で購入する方をお勧めします。黄色いEP(名前失念)の頭しか聴かないけど、よい曲もあるので、ガイド本とかで紹介されてたらある程度人気が出たかも。
よく知らないバンドでネットで情報収集してたらEbayで即決0.99£で出品されていました。…売る意味あるのでしょうか?内容は好みではないですが、Elmer Food Beatをもっと男性的にしたというか、Housemartins的要素を引いた感じとでも言いましょうか、ポップでキャッチーなので受けはよいと思います。84年英国産、自主制作でこれ以外にあるのかは不明。7",12"で出ていますが収録曲は変わらず。
Tiberius Minnowsのレーベルメイト。リリースはこちらの方が早いけど、存在は地味ですね。少し鼻にかかるヴォーカルで好みが分かれるかも。メロディーは案外キャッチーなので間口は広いと思います。この大きさだと分からないと思いますがジャケットの子供がハイヒール履いてたりとか、見開き仕様のジャケットとか、その遊び心だけでも評価しています。A面は渋い名曲。