Review | レビュー16


Kid Sinister / Sugar Rae
kid sinister

オブスキュア・ネオアコ。色んなバンドが引き合いに出されてますが、僕の中ではBalanceとPrefabに近い感覚です。ひたすら切な系のメロにピアノとサックスと。それに妙に合うこの声が大好きで。メンバー経由で入手しましたが、自分達のレコード高く売り過ぎ。でもそれを補う位、素敵な1枚です。ヴォーカルはバンド解散後kitchenwareから何枚か別名義でアルバムも出しています。そちらはMansunとかRadioheadを少しダメにした感じ。

20041031

Eight Dayz / When You Call for Me...
eight dayz

Rough Tradeからのフルアルバム。 結構微妙な曲も多いですが、Jazz Butcherをもう少しギターポップ寄りにした感じで、そっち方面が好きな人はハマるかも。レア度はそこそこ高いみたいですが、正直Butcherの方が好きです。軽快でノリは良いけどちょっと僕にはうるさ過ぎるかも。ミドルテンポの曲はもっとイマイチだし、うーん微妙です(笑)。ネタとしては面白いけど、シングルだけで良いかなーってバンド。

20041029

Tralala / Always Close at Hand
tralala

何枚出してるか知りませんが、レーベルの2番なので多分2ndシングル(1番も同バンド)。男女それぞれがリードボーカルの作品がありますが、このバンドに関しては女性の方が圧倒的に内容が良いです。アコギのかき鳴らしに、ちょっとだけボッサと言うかラテンの要素が入りつつ、あくまでもネオアコなタイトル曲A面が素晴らしいです。デッドが安く出回ってますので今のうちに買っとくのをお勧めします。

20041024

Jam Today / Stereotyping
jam today

French ImpressionistsやFriday Clubと並んで僕にとってネオアコからサバービアの架け橋になったバンド。メンバー6人全て女性でここまで完成度高いバンドって他に無いですよね。コジャレたメロディーに伸びやかなボーカル、変拍子に時折入るフルート、4曲どれもが素敵過ぎです。個人的にはタイトル曲よりもA1派。そしてSpoilsportsよりもこちらの方が好きです。あちらはいつか手に入れたいレコードですが…。

20041021

Heidelinde Weis / So Sing Ich
heidelinde weis

ドイツの女優さんの75年作。基本的にジャケットの画が好きなら中身もOKな(?)内容。見開きジャケットで寝そべってる姿もとても綺麗です。作品を重ねる毎にファンキーな要素が強くなりますが、次作位まではMeta Roosをもっと可愛らしくした感じで、特にB1のような緩いながらもグルーブのある曲が大好き。このアルバム自体はシンプルで可愛らしいボッサ調の曲もあったり割と幅広い内容です。夜中に一人で聞きたい作品。

20041020

Kustom / Let the Girl Dance
kustom

ジャケ無しのレコード紹介するのは初めてですね。恐らくこれ1枚のリリースで、ネットで情報探すにも、某国のレコード屋のウォント位しか引っ掛からない作品。元々ジャケ無と知ったのも手に入れてから随分経ってからの事で背景は全然知りません。どことなく70Sパワーポップの影響も見え隠れしそうな音ですが、賑やかで有りながら緩いグルーブ、適度に洒落た感じが個人的には大好きな作品。

20040805

Echo Base / Buy Me
echo base

ジャケ買いは出来ないけど、知り合いに教えてもらって購入。その時に引き合いに出されたのがFriday Clubと Dislocation Dance。初めて聞いた時、「あ、なるほど」って思いつつ暫く放置。最近になって良いかもと思い直してよく聴いてます。ジャケで察しがつくようにちょっとスカの要素も入ってます。適度な緩さでいながら清涼感溢れる女性ボーカル、時折入る男性コーラスの相性も抜群で、アルバムとしては実はWayfarers級?捨値であるのでそっち方面が好きな人は是非。

20040801

Honeymooners / Another Hit of Laughter
honymooners

フィメールネオアコとしては最強ランクに入る1枚。ちょっと前にメンバー経由で出回ったのですが、もう少し話題になっても良いですよね?僕にとっては相当なニュースですよ…。安易な言い方しか出来ないけど、やっぱりNo Flags Etc.を比較に出すしか無い音。ベースは少し陰のある音ですが、ちょっと派手目なアレンジに可愛らしいナナナコーラス。No Flags越えとは言わないけど同格最高水準レベル。今の状況が騒がれないのが全く理解出来ないのは僕だけですか?

20040623

Havana Let's Go / Torpedoes
havana let's go!!

Polydorからのリリースにもかかわらず全く情報が無いバンド。正直リリースも2枚しか知らないし、この手の音はなんてジャンルに分類されるか僕には分かりません。イメージ的にはNaightcapsのジャジーな部分を残して、アッパーにした感じでしょうか。ジャケット同様ノリの良いフロア向けソングですが、別作品ではもっと落ち着いて洒落た曲もあります。内容はそちらの方が良いですが、素性はアホ乗りなんですかね。

20040618

Explained Emma / Unnecessary Strain
explained emma

「これ、好きじゃないでしょ?」って良く言われます。確かにストライクど真中では無いし、実際の所、ネタとして持ってる感も否めませんが、Larksよりは好きです。さすがに2枚目以降は見つけても放置。あんまり誰かにあげるって気には…。緩いのばっかり聴いてると反動でたまに大編成モノが聴きたくなります。ちょっとだけMan Upstairsっぽいというか、B面はモロだけどジャジーな要素が入るので聴き方によっては違う畑の人でも受け入れられそう。

20040604